令和5年3月、定例市議会が開かれ、市長提出の第42号及び第92号の議案撤回が承認された。市長からは、教育、福祉、環境など多岐にわたる議案が上程され、58名の議員が討論を行った。議案第1号から第65号、第71号から第91号、請願第1号から第6号が提案された。
特に、請願第5号「国に対しインボイス制度の実施中止を求める意見書提出」が大きな注目を集めた。この請願は、インボイス制度が免税業者に与える影響を懸念するもので、議員からは特別な対策が求められた。反対の意見もあったが、市内中小企業への影響についての発言が多く、これからの経済状況計画における重要性が強調された。
また、学校給食費無償化を求める請願第6号についても多くの意見が交わされた。市内の物価高騰により、学校給食の負担軽減が必要との声が相次いだが、採決の結果不採択となった。その中で報告できたのは、物価高騰に伴う経済的影響があり、一定の条件下で給食費の負担軽減について議論が今後も継続して必要とされる際があるということだった。
さらに、今後議会が進めるべき課題として、他都市の先進事例に学ぶ意義もあり、特に岡山市や堺市の交通施策が取り上げられた。その中で、急増する高齢者の生活支援や公共交通の整備の重要性が指摘され、その具体的な取組について意見交換が行われた。
最後に、議案のうち1号から91号が全て可決されたことを記し、議長は議会の重要性を再認識しながら、今後とも市民の信頼に応えていくことの決意を語って市議会を締めくくった。市長も、この定例会を終え、物価高騰や各種課題に最善を尽くしていくとともに、国においても市民生活を支える施策が進むよう要望すると述べた。