令和4年12月5日、さいたま市にて定例会が開かれ、多くの議員が市政に関する一般質問を行った。
特に「子供の安全対策について」では、出席した議員の多くが新型コロナウイルス対策や教育現場の状況が影響を及ぼす中で、子供たちの安全や健康を守るための具体的な施策を求める声が多かった。例えば、萩原章弘議員は学校に設置されているAEDの利用状況やその改善策について質問した。教育長の細田眞由美氏は、AEDの配置や利用方法について、学校外での活動時に使いやすい位置に置くことを工夫していると回答した。
次に、平和教育の推進についても言及された。谷中信人議員は、この事業を通じて子どもたちに平和の重要性を教え、理解を深める機会を提供することが大切だと強調した。市長は、平和事業の充実に取り組む意向を示し、特に学校における平和をテーマにした教育の実施を進めると述べた。
また、再生資源物の屋外保管・スクラップヤードに関するルールづくりについても議論が交わされた。武田和浩議員は、これらの施設による騒音や汚染の影響を訴え、新たな規制条例の制定を提案した。環境局長は、先行例を参考にしつつ、市民環境を守るために条例の検討を行うと答えた。
地下鉄7号線延伸の進捗についても多くの議論があった。市議会での会話の中では、岩槻駅周辺のまちづくりの重要性が強調され、市の大きなプロジェクトとしての位置付けが求められた。市長は事業者との協力体制を強化し、地区の活性化に努める意向を示した。
多様な家族の在り方や経済的支援に関する質問も多く、特に医療費助成制度の拡充が求められた。保健福祉局長は現在の取り組みや今後の検討計画について述べ、市民からの要望に耳を傾けていくと答えた。
このように、定例会では市民生活や安全に深く関わるさまざまな提案が行われ、議員から活発な意見が交わされた。市は引き続き市民の声を反映した施策を進める構えを見せている。