令和元年12月19日、さいたま市で定例会が開かれた。出席した議員は59名で、重要な議題が多く取り上げられた。特に、市長提出の議案については多くの審議が行われ、議員の報酬や医療給付についての議論が激化した。
議案第160号に関して、玉井哲夫総合政策委員長は「期末手当の引き上げに関する修正案が提出された」と述べた。修正案は原案に対する質疑がなく、討論もないまま採決され、全員賛成で可決された。
さらに、議案第171号に関しては「特別職の職員の給与を改正する条例」について討論が行われた。原案に賛成する意見が多い中、反対意見も存在し、特に市民の納得を得られない問題が指摘された。
別の重要な議題として、議案第173号では訴えの提起についての審議が行われた。この件では、慎重な対応が求められるとの意見が多く、採決結果も多数賛成で進められた。
一方、請願審査においては、「地域のお祭りの継続開催に向けた積極的な支援」を求める請願が取り下げられる一幕もあった。執行部からの報告では、手形採取事業の進捗状況や新しい支援の方向について、多くの議員から質問が寄せられた。
今回の定例会では、特に市長提出の人件費削減に向けた姿勢が話題となり、今後の議会運営に影響を与えそうである。議会運営委員会からは「市長の見解を述べる権利」を強調しつつ、議会と市長の連携の重要性が繰り返し強調された。
また、令和元年台風第19号に関連する特別委員会の中間報告もなされ、今後の水害対策についても言及があった。このように、多くの議題が取り上げられ、議論が尽くされる中での運営となった。