令和5年12月の定例会では市政に対する質問が行われ、特に公共安全や教育の現状に焦点が当てられた。多くの議員が市民からの要望を代弁し、実効性のある施策を求めている。
特に、24時間利用可能なAEDの設置拡大が注目された。教育長は市内中学校への設置を発表し、現在35校に設置済みで、全校への設置を目指していると述べた。しかし、教育現場からは小学校への設置要求が多く寄せられており、これに対しては中学校での成果を見ての検討が行われるという。
また、障害者施設への支援とその経営状況が問題視された。特に、経営状況が厳しい施設が増えており、財政措置などの継続的な支援が求められた。局長は物価高騰に対する支援金を給付しており、今後も県の施策に注視しながら支援を進めていく方針を示した。
教育に関しては、不登校問題や子どもの居場所に関する政策が優先されている。新たな支援施策として校内教育支援センターの設置が計画され、オンライン環境を取り入れた支援も行われている。
さらに、浦和駅周辺の再開発に関する議論では、道路建設が進められており、交通安全問題の懸念が生じている。市民からの署名も提出され、今後の対応に期待が寄せられている。