令和3年9月定例会が10月15日に開催され、議論が交わされた。
本定例会では、議案第105号から第137号及び請願第22号から第24号が市長から提出された。
特に焦点となったのは新型コロナウイルス関連の議案や市民会館おおみやの移転問題である。
鳥羽恵議員(日本共産党さいたま市議団)は、議案第105号「令和3年度さいたま市一般会計補正予算(第8号)」に関して強く反対意見を述べた。
彼は、市民会館おおみやの移転に伴う予算増額は再開発事業の支援に過ぎず、市民負担が増すだけだと主張した。
具体的には、補正予算に再開発ビル内における市の負担が含まれていることを問題視した。
また、討論には出雲圭子議員(民主改革さいたま市議団)も登壇した。
彼女は議案第105号に賛成し、財政需要に応じた予算の適正化が求められると強調。
福祉タクシー利用料金助成の拡大など、市民支援の重要性を説いた。
議案に対する質疑も行われ、市民会館おおみやの移転に関する具体的な費用やその支出先についての詳細な質問が寄せられた。
一方、新型コロナの影響を受ける医療施設の経済的支援に関して賛成意見が多かった。
特に、新型コロナウイルス感染症医療体制維持に向けた予算を支持する声が強く、財政指標に対する市の見解が求められた。
採決において、議案第105号は賛成多数で可決される結果となった。
他の議案に関しても多くは可決され、今後の市政運営における方針が示された。