令和4年9月定例会がさいたま市議会で開催された。新型コロナウイルスに関する最新の状況についても説明され、議会は多くの議題を検討する。
市長の清水勇人氏は、新型コロナウイルス感染症の状況について触れた。特に過去最大の感染者数が確認されたことを述べ、医療体制が厳しい状況にあると強調した。
「我々は医療機関への支援や、食料品配送の強化など、体制の強化を進めている」と清水市長は述べ、感染拡大に関する具体的な対策を説明した。市民が早期にワクチン接種を受けられる環境の整備も重要であると指摘し、約430か所の医療機関を活用して接種を進めていることをアピールした。
また、最近の台風や大雨による水災害リスク増大についても言及した。「今後はグリーンインフラを活用した水災害対策を推進し、市民の命を守るため取り組む」と市長は強調した。これに関連して、流域治水計画にも言及し、国土交通省に対する要望についても触れた。
市民意識調査では、87.2%の人々が今の地域を「住みやすい」と感じており、また昨年に続き市の人口増加数が全国1位であることも示された。市長は、議員や市民の協力に感謝を示し、今後も住みやすいまちづくりを行うとした。
さらに、11月にはさいたまシティカップが開催される予定であり、浦和レッズがドイツのアイントラハト・フランクフルトと対戦する。「市民の皆様にはぜひスタジアムに足を運んでいただき、一流のプレーをご覧いただきたい」とし、市民の参加を呼びかけた。
議案の内容についても説明が行われ、今議会に提出された議案は29件であると報告された。議案には、職員の定年引き上げや育児休業に関する改正提案などが含まれ、多岐にわたる議題が慎重に審議されることとなる。市長は全ての議案に対する理解と承認を求めた。
会はその後、様々な委員会の辞任や新規選任についての報告が行われ、質疑応答が行われることなく、進行した。市議会における議事は、必要に応じて休憩を挟みながらスムーズに進行し、無事に散会となった。