令和3年2月定例会が開催され、市長が提出した議案の上程が行われた。
この会議では、市長提出議案第19号から第36号、及び追加の議案第76号から第78号などが審議された。特に、議案第78号「副市長の選任について」では、清水勇人市長が新たに小川博之氏を副市長に選任する意向を示した。市長は小川氏の豊富な実績を評価し、「副市長として適任と考える」と述べた。
さらに、日野徹副市長は議案第76号において、介護報酬の改定に合わせた条例改正の内容を説明した。改正対象の条例では、高齢者虐待防止や感染症対策の強化を含めた新たな規定が設けられるという。
質疑応答では、吉田一郎議員が介護と障害福祉の基準改正に関するハラスメント対策の具体性について質問した。これに対し、保健福祉局長の木村政夫氏は、「利用者からのハラスメントを含むことが望ましいとされている」と答えた。
また、本市における養護老人ホームのクラスター発生についても報告され、現在の感染拡大防止策がどのように機能しているかが問われた。具体的には、介護サービス事業所でのクラスターは5件報告されており、業務の継続についても議論が交わされた。
特別委員会による中間報告も行われ、議会改革推進特別委員会の活動が紹介された。議長は中間報告の承認を求め、異議なく了承された。この報告では、議会の役割や機能向上に向けた取り組みの進捗が伝えられた。
最後に、質疑や討論を省略した議案については、次回の会議で採決を行うことが決定された。次回の会議は、令和3年3月18日に開催される予定である。