令和1年12月の定例会が開催され、市長提出の議案や市議会議員による質疑が行われた。
初めに、議長の渋谷佳孝氏は会議の開議を宣言し、約58名の出席議員が確認された。特に、諸報告の中には、決算特別委員の辞任と選任の報告が含まれており、吉田一郎議員が進行役としてこの件について指摘した。
吉田議員は、委員の選任に関する質疑を提起。特に、傳田ひろみ議員が動けない中での選任について疑問を呈した。しかし、議長は進行に戻り、質疑は議案に移行。50本以上の議案の一括上程が行われ、細かな議案に対する質疑が始まった。
浜口健司議員は、補正予算第7号に関して都市公園の遊具修繕事業について質問を行った。出された問いには、何を基に修繕の優先順位が決まるのか、修繕が完了するのはいつか、地域間格差についての疑念が挙げられた。これに対して、望月健介都市局長は、主要な公園や利用者が比較的多い公園を優先的に修繕すると答えた。さらに、令和2年度末には約44%の修繕が終了する見込みだと説明し、地域格差が生じないよう配慮すると補足した。
続いて、都築龍太議員からはオリンピック関連の質疑が行われ、特にさいたま市でのイベント開催について質される。これに対して、蓬田潔スポーツ文化局長は、オリンピックに際し盆栽イベントが企画されているとし、観客数の向上と経済効果を強調した。
他にも、サテライト型住居の導入に関する議案が取り上げられ、清水恒男保健福祉局長は、サテライト型住居が新たに設けるもので、各施設を巡回しながら支援する仕組みだと説明した。
また、議案第160号から第162号における議員報酬や市長・市職員の給料の引き上げについて、川村準議員が強く反発した。これに対し、総務局長は、議会審議を経て決定したことを重視すると述べた。
最後に、議会は質疑の終了を宣言し、今後の委員会付託の運営について説明。議案のさらなる議論が予定される中、出席議員たちはそれぞれの見解を持ちながら帰途についた。