令和4年12月定例会がさいたま市議会で開会した。
出席議員は60名で、28名は新型コロナウイルス感染症の影響により議場外で視聴した。
市長・清水勇人氏は、冒頭の挨拶で新型コロナ感染症の状況を説明した。
新規陽性者数が増加傾向にあるとし、市民の命を守るため迅速な対応を強調した。
特に年末年始は接触機会が増えるため、感染拡大防止策が重要であると述べた。
また、ワクチン接種についても言及し、オミクロン株対応のワクチン接種を実施していることを報告した。
接種体制の整備を進め、市民が速やかに接種できるよう努める意向を示した。
市長は、各区の区民まつりや、3年ぶりに開催されたサイクルロードレースなどのイベントの再開についても言及し、ポストコロナの兆しを感じられるとした。
さらに、さいたまサステナブル都市サミットが海外9か国15都市の参加のもと開催されたことを伝えた。
エネルギーやモビリティをテーマとした分科会は特に重要な議論の場となった。
その結果、国際的な知見やパートナーシップの強化を図る必要性についても言及した。
そして、ふるさと納税についても触れ、寄付受入額の拡大に向けた新たな取り組みを進めているとのこと。
特に、返礼品の充実に向けた取り組みが進められ、寄附品目数は約100品目から年末には倍増する見込みである。
その結果、市の魅力を発信し、地域産業の活性化を目指す方針を示した。
議案の上程について、今定例会に提出された議案は47件であり、一般会計補正予算などが含まれる。
特別会計補正予算や条例議案の改正についても説明がなされ、詳細な審議がおこなわれることが期待される。
質疑及び討論は省略され、最終日に採決される予定である。市は迅速かつ適切な取り組みを行い、今後の議会活動に注目が集まる。