さいたま市は令和3年9月7日に市政に対する一般質問を行った。各議員が多様なテーマに沿った質問を投げかけ、それに対する市の答弁が行われた。特に印象的だったのは、オリンピック・パラリンピック東京2020大会についての総括が述べられた項目であり、スポーツ文化局の大西起由局長が大会運営の成功を強調し、市民への支持と貢献への感謝を示したことだ。
市としては、サッカーやバスケットボールといった競技が市内で開催され、議員が挙げた選手たちが素晴らしい活躍をしたことが地域の誇りとなる要因となった旨が語られた。今後もこれを機会に、多様性やジェンダー平等の推進に寄与する社会づくりを目指すと述べられた。
また、市長は本庁舎の移転に関する質問に対し、市民との意見交換の重要性を訴えた。市民の反応を踏まえ、透明性のあるプロセスで進める意向を示し、市政運営の安定性を高めることの必要性を強調した。特に、浦和駅周辺のまちづくりの重要性については特に力を入れるとした。
その他、教育分野では特別支援学校の教室不足が議題に上がり、教育長の細田眞由美氏が現状を認識し、早急な改善策を講じる考えを示した。具体的には、ハードウエア的な施設の整備だけでなく、教育内容やサポート体制の強化を目指す方針が示された。
最終的には、行政による契機による多文化共生の施策がどのように具体化するのかがカギとなるとし、各分野において進行中の施策が順調に進むことを願う様子が見受けられた。市民に対し良好な環境を確保するため、各施策の進捗とそれに対する市の取り組みへの期待が寄せられている。