小川町議会は令和2年12月に第4回定例会を開会し、各議員による一般質問が行われ、議論が展開された。
町内での太陽光発電事業については、123件の発電設備が多数の建設計画とともに存在し、エネルギーの自給自足や再生可能エネルギーの推進が期待されている一方、環境への影響や地域住民の生活に対する懸念も述べられた。
特に、環境保護を訴える声が強く、木々を伐採することによる生態系の破壊などが懸念されている。町としては、地域住民の理解を得る必要性を認識しつつ、事業者に対し自然環境への配慮を促している。
また、飯田炭鉱跡地の重要性も取り上げられ、過去の歴史を活かした観光資源としての活用が模索されているが、現状は開発が難しいとの回答が寄せられた。さらに、地域における地域資源の保護が求められ、環境影響評価制度や適切なガイドラインの整備が拡充されることが必要であるとの意見も出された。
県道本田小川線のバイパスに関する議論では、交通安全の重要性が指摘され、特に通学道路の安全対策や速度制限の見直しが求められた。特に下り勾配の急な道があるため、交差点での見通しの悪さも指摘された。その中で、住民の安全を最優先に考える姿勢が必要との意見が強調された。
新型コロナウイルス感染症に対しても多くの質問が寄せられ、公的なPCR検査や生活支援策の強化が求められた。特に高齢者や基礎疾患を持つ住民への支援策の拡充、そして飲食店や中小企業への支援も重要な議題として浮上した。
このように、町としての施策や対応が多角的に求められ、町の活性化に向けた取り組みが今後も継続されていくことが望まれる。