令和4年12月の三芳町議会において、地方自治法第121条に基づく一般質問が行われた。議員らは「高齢者が安心して生きられる」地域づくりの重要性を強調し、特に60歳以上の高齢者の状況に対してする施策について議論を交わした。具体的には、老老介護や認認介護の問題に関する施策が注目され、地域住民の協力が不可欠である点が確認された。これに対し、福祉課長の三室茂浩氏は、ケアマネジャーや地域包括支援センター職員が連携し、当事者の状況を把握する取り組みが進められていると述べた。
続いて、藤久保地域拠点施設整備事業についても発言があり、こちらも地域の方々に周知徹底されることが求められた。施設マネジメント課長の古山智志氏は、入札参加資格確認の進捗状況を報告した。
交通安全対策も議題に上がり、町道54号線の通学路安全確保についての懸念が表明され、学校教育課長の渡邊重樹氏は、児童生徒の登下校時の安全確保が最優先だと答えた。
吉村美津子議員は、個人情報保護条例についての質問を行い、匿名加工情報が町民のプライバシーを侵害しないか懸念する意見を述べた。総務課長の忠平訓氏は、今後の動向に注意を払いながら未然に防ぐ施策の必要性を強調した。