令和6年の三芳町議会定例会において、交通渋滞や地域コミュニティーの維持に向けた議論が行われた。「交通量調査の結果、三芳スマートインターチェンジの開通後、交通量は予想を上回る1日約1万台に達した」と総合調整幹の近藤拓一郎君が報告した。これに伴い、道路整備の必要性が再確認された。
議員の細谷光弘君は、交差点改良や道路拡幅について「現在の交通状況を踏まえ、県に対して要望を続ける必要がある」と強調した。また、藤久保地域拠点施設の移転に伴い、商工会と社会福祉協議会の利用条件についても議論され、「商工会の賃料についても公平性を保った形で進めることが重要」との意見が出た。
介護保険料についても話題に上がり、健康寿命延伸のための地域包括ケアシステムのさらなる推進が求められ、「フレイル予防等の取組が今後の保険料抑制につながる」と健康増進課長が述べた。地域づくりには、町内の高齢者や小規模事業者への支援が重要との意見も集まり、町内の事業者とのWin-Winの関係構築が求められている。
議論の中では、若い世代の自治会加入促進が提言され、「地域コミュニティーイベントを通じての加入促進を行うべき」という意見があり、地域住民の参加意識の向上が図られることが期待されている。最後に、町長は「地域の未来を見据えた取り組みを進めて行く必要がある」と述べ、地域活性化の重要性を再確認した。これまでの資源を活用し、効果的な政策を展開していくことが求められる。