令和4年6月6日の三芳町議会第4回定例会で、さまざまな重要なテーマが取り上げられた。特に、高齢者の緊急時の連絡手段や、テニスコートの運営、さらには野積みの規制条例についての質疑が活発に行われた。これらの問題についての知見や対策が議論された。特に細谷光弘議員は、高齢者の緊急時連絡について、登録者数の405名に言及し、より広範な周知が必要と指摘した。福祉課長の三室茂浩氏が対応し、町のホームページでの案内や、ケアマネジャーに通じて周知を進めていると説明した。
次に、テニスコートについても関心を集めた。細谷議員は、コートが不良になる日数が多いことを指摘し、砂入り人工芝コートに改修することで利用可能日数が増加すると期待を寄せていると述べた。これに対し、文化・スポーツ推進課長の高橋章次氏が、改修工事後は雨天でも利用できる日数が増えるとの見込みを示し、利用率の向上を目指すと回答した。
また、野積みの規制条例についても重要な議論が行われた。環境課長の吉田徳男氏は、条例の制定を慎重に検討していることを明言し、利害関係者との協議を重視していると強調した。特に利益だけではなく、市民の声も反映する必要があるとして、透明性を確保する姿勢を示した。
さらに、三芳町のライフバス再編計画や公共交通の状況も話題に上がった。政策推進室長の島田高志氏が、乗降客数を調査して、町の公共交通網について引き続き検討を進めていくと答弁した。これにより市民の利便性を確保するとともに、定住人口の增加を狙う施策に取り組む姿勢を見せた。
最後に、町民の健康づくりについても意見が飛び交った。健康増進課長の池田康幸氏が、健康プロジェクトの成功事例を挙げ、町民に健康を意識した生活を促進する事業を展開していくと宣言。特に、食育やウォーキングの推進が重要視された。
このように今回の定例会は、町民の健康や福祉、公共交通などさまざまな重要なテーマについて深い議論が展開され、未来に向けての施策が期待される内容となった。政策推進室長や各課の活動が実を結ぶことを願うばかりである。