令和3年12月に開催された三芳町議会で、さまざまな議題が取り上げられた。特に、学校のトイレへの生理用品設置や、スクールサポートスタッフ配置など、教育環境の改善に関する議論が注目を集めた。これに関連し、学校教育課長は、設置した生理用品の利用状況を示し、今後予算化に向けて検討する意向を表明した。また、スクールサポートスタッフの配置も効果があったとし、今後の予算要求にも反映させる考えを示した。
一方、町長は女性の文化背景や教育環境の重要性を強調し、高齢者支援や生活支援においても取り組む必要があることを認識していると答弁した。特に、介護離職や生活困窮者の支援が重要な課題となっており、福祉課は地域包括支援センターを通じてさまざまな制度を提供する旨を述べた。これにより、高齢者が直面する社会的な問題への認識が高まり、今後更なる支援策が求められそうだ。
また、藤久保地域拠点施設基本計画についても、進捗状況や施策の方向性が共有された。施設マネジメント課長は必要な協議が進められていることを説明し、基本計画の実施に向けた期待感を持たせた。そして、木造化や木質化に関する取り組みについては、鉄筋コンクリート造を基本に進めると共に、内装の木質化についても検討が進んでいるとのこと。
さらに、地域交流として公民館での活動や、文化・芸術の振興策についても意見が交わされた。町長は町の文化芸術の重要性を強調し、住民からも文化活動を通して地域を活性化させる必要があることに賛同する姿勢を示した。特に、名古屋の市民活動を参考にし、町民全体に文化を楽しむ機会を増やす施策が期待される。