令和元年第6回三芳町議会定例会が、12月5日に開かれ、様々な重要な問題が議論された。特に、教育と福祉、地域の安全に向けた具体的な施策についての質問が相次いだ。
まず、不登校問題は町の重要な課題として浮上した。増田 磨美議員は、現在の不登校生徒数について問うと、学校教育課長は小学生7名、中学生23名と答えた。その上で、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置状況を確認し、教育長はさらなる人員増加や、教育改善につながるような施策検討の意向を示した。
また、学校給食の充実についても多くの意見が寄せられた。吉村 美津子議員は、給食時間における実質の食事時間が短い点を改善すべきと指摘したのに対し、教育当局は適切に改善を図ると応じた。特に、移動時間を考慮し、給食時間を延ばす必要があるとの理解が示された。
さらに、公園の整備計画も重要なテーマである。細谷 光弘議員は、公園の数や遊具の設置状況について調査結果を示し、町全体での公園設置の重要性を訴えた。特に、子供が十分に遊べる場の確保が求められ、町長は公園整備の推進に意欲を見せた。
最後に、窓口業務の民間委託についても議論が行われ、町民の信頼を損ねない形での業務運営が重要であるとの意見が多く出された。現在の体制において窓口業務が問題なく運用されていることから、民間委託については改めて慎重に検討する意向が示された。
今後も、議会や町民との意見交換を通じて、教育や公共サービスの充実に向けた具体的な取り組みが進められることが期待される。三芳町の未来のために、政策の透明性を保ちながら、議会が果たす役割が注目される。