三芳町議会が令和4年9月定例会を開催し、様々な議題が取り上げられた。各議員が町政運営や社会的な課題に対し積極的な質問を行っていく中、特に鈴木淳議員の立地適正化計画についての質問が目立った。
鈴木淳議員が立地適正化計画と第6次総合計画との整合性について質問した際、井上忠相都市計画課長は、両計画間の整合性を図るための庁内検討会議を行う旨を述べた。さらに、地域住民の意見を踏まえた計画作成が重要であることも強調された。
一方で、新たな公共交通に関する企画についても言及があった。町長は、具体的な施策を実施するための準備が進められているとの期待を示した。特に、藤久保地域拠点施設の整備は、地域交通の要となるとの認識を示し、さらなる計画の進捗が待たれる。
家庭教育支援や青少年健全育成についても、地域に根差したプログラムの重要性が計画されており、各種イベントが活動の中で行われている。社会教育課の小平幸治課長は、地域のさまざまな団体との連携を通じて、より良い育成環境を提供するための取り組みを続けるとしている。
セミナーや学習講座の開催だけでなく、ネットワークを介して各自治体で得られた知見を共有することも重要であるとの意見が交わされた。特に、青少年の体験活動は、保護者の協力を得ながら地域の資源や人材を活かした支援が不可欠とされている。
パートナーシップ宣誓制度については、制度の周知活動が進んでいるものの、実際の利用件数は少数に留まっていることから、さらなる施策の展開が求められている。特に、他自治体との連携を強化し、多様性を尊重した社会作りに向けた取り組みが期待されている。
このように、三芳町議会での議論は今後の町政運営に向けた重要な一歩となった。