令和2年第4回三芳町議会定例会では、内藤美佐子議員が新型コロナウイルス感染症の影響を受けた諸施策について質問を行った。
内藤議員は、まずウィズコロナの新しい生活様式に向けた施策の重要性に言及。地域社会を自律的に構築するため、デジタル化の進展が必要であると強調した。当町でも、デジタルガバメントを活用した施策を進め、オンライン学習環境の整備が急務であると述べた。
具体的には、地域の学生を対象にICTを活用した教育の充実が求められる。現在、教育委員会ではオンライン学習用端末の導入を進めており、全学年にIT機器を提供する方針がある。宇佐見宏一学校教育課長は、タブレットの導入準備が進捗していることを報告した。
さらに、公共交通機関の利便性も重要なテーマであった。特に地域内のバス路線については、住民の方々からの要望が高まっているが、現状の運行は dwindling 状況にあるため、早急な改善が望まれている。これに対して、町は住民や関係機関との調整が進められている。
また、子宮頸がん予防ワクチンについては、厚生労働省の新しいリーフレットの周知が必要とされ、多くの住民に正確な情報提供が求められた。健康増進課の池田康幸課長は、リーフレットの内容についても留意しながら、接種対象者への周知を強化する考えを示した。
このほか、行政区や地域住民にとって使いやすい環境を整えるため、インフラ整備や教育プログラムの見直しについても議論がなされた。特に、今後の感染予防対策を踏まえた安全な利用環境を構築する必要があると、多くの議員が共通した見解を示した。