令和元年第4回三芳町議会定例会では、様々な重要事項が議論された。
初めに、議案第39号についての撤回請求が審議され、町長の林伊佐雄氏が撤回理由を説明。
「ごみの共同処理を行うふじみ野市と同様の条例を制定する必要があるため、撤回いたします」と強調した。
議会は異議なしにこの決定を承認した。
次に、議員の増田磨美氏が、町民が暮らしやすいまちづくりについて一般質問を行った。
その中で公共施設マネジメント基本計画への言及があり、財務課長の高橋成夫氏は「主要な施設を所管する8つの課、室から成るプロジェクトチームが設置されています」と述べた。
また、藤久保地域拠点施設基本構想についても話が及び、政策推進室長の島田高志氏は「基本構想の作成には、16名の課長が関わっています」と明言した。
施設の老朽化や要求の多さも指摘され、課題についての再検討の必要性が強調された。
さらに、同議会では高齢者の生活支援についての質問もあった。
増田磨美氏は「補聴器の購入費補助について、他市町の取り組みを引き合いに出し、町の独自施策を提案すべきである」と主張した。
福祉課長の三室茂浩氏は「聴覚と認知機能は密接に関連している認識は持っているが、制度の導入には慎重な検討が必要」と回答した。
最後に、子供に関する施策では、藤久保小学校トイレの洋式化が求められ、教育総務課長の中島弘恵氏は「具体的に改善を進めていきたい」と述べた。
長年の課題を解決するためには、早急なアクションが求められる。
議論を通して、町民の生活向上のための施策が継続的に注視されることが期待される。