令和元年第4回三芳町議会定例会が開かれ、教育に関する重要な議題が議論された。特に、子供たちの安全対策が最大の焦点となった。各学校が抱える安全問題や、歩道の整備状況についての質疑応答が行われた。
まず、幹線道路における通学路の危険箇所について話が及んだ。久保 健二議員は、通学路の安全性を確保するため、危険箇所に関する安全対策が進められているかと問いかけた。教育委員会学校教育課長の宇佐見宏一君は、現状を確認した上で適切な対策が行われることを約束した。
続いて、幹線5号線や16号線における交通渋滞や事故の危険性についての議論が展開され、特に幹線20号線の交通渋滞が報告された。課長は、学校区域内での道路拡幅工事が進行中であることを示し、安全対策の強化を図る方針を強調した。特に、藤久保中学校の近くにある交通量が多い箇所では、保護者や地域住民との協力が重要であることを訴えた。
また、ゾーン30の導入に関わる質問もあり、現在、三芳町内にゾーン30に指定された地域がなく、今後の計画はないと報告された。しかし、他の自治体の例から地域を安全にするための状況改善の必要性が再認識された。特に、現行のスクールゾーンに関しての見直しを求める声が上がり、地域の意見を聞きながら進めるべきであると、意見が一致した。
さらに、熱中症対策の重要性も強調され、特に暑い季節における体育館の準備状況や大型扇風機の導入に関する具体的な報告が行われた。大型扇風機が設置されたことにより、屋内での熱中症リスクは低下することが期待されている。また、温度計や湿度計の設置状況も確認が進んでおり、学校側との連携が取られているという。
運動会や体育祭についても、開催時期の調整が行われている中で、各校の取り組みも報告された。特に、受動的な参加ではなく、生徒の自主性やニーズを反映した運営が進められている点が評価された。新しいトレーニング方針や指導方法も提案され、教員の負担軽減と質の高い指導が推進されているとのことであった。