三芳町議会の定例会が行われ、様々な議題が取り上げられた。中でも学校統廃合についての議論が活発に行われた。一般質問では、「吉村 美津子議員」が町長に対して、学校統廃合は国の方針に基づくものであり、住民の声を無視して進められるべきではないと強調した。彼女の意見に対して、町長は、学校再編は三芳町の発展に不可欠であり、国からの補助金を活用しなくてはならないと回答した。住民の意見よりも、財源確保が優先されている印象を受ける。教育長もその点について理解を示しており、審議会での意見聴取も行うと強調した。
次に、教育センターにおける教育相談についても多くの声が上がった。「牛丸 藍子議員」は、心理士やソーシャルワーカーの活用状況や、相談者が誰にアクセスするかなど、具体的な運営方法に関する質問を行った。この質問に対し、教育支援室の教師が相談を受け付けているが、その判断基準についても答弁された。教育委員会は、さらに専門的な相談が必要な場合には教育センターとの連携を強化する必要があると認識しており、意見交換会の実施を求める声も上がった。
また、校則の見直しの必要性についても議論が行われた。教職員からは、過度な負担感や社会にそぐわない校則があるとの指摘があり、校則が教育目的に沿ったものでなくてはならないと強調された。また、制服のあり方についても、自主選択制を導入することに対する賛否の意見が示された。他市の先進事例を見る限り、三芳町が必要な変更を行なっていくべきかどうか疑問視する声も多い。
スマートインターチェンジについても意見が交わされた。住民からの疑問として、交通渋滞や家屋の揺れについて心配する声があるが、これに対する町長の返答は住民の心配を理解するものの、フル化を進める判断があり、安全対策も行なうという立場のようだった。
最後に、吉村議員は町長に対し、公共施設マネジメントの戦略として税金の使い方を見直すべきだと提言した。各議員の意見は、今回の会議録においても様々に交わされた。