三芳町において、12月7日に開催された令和5年第6回議会定例会では、地域の高齢者福祉施策や藤久保地域の新拠点施設整備、インターネット環境整備に関する重要な課題が論じられた。各議員からは地域住民の生きがいや生活環境を向上させるための施策が求められ、町独自の施策を考える必要性が指摘された。
高齢者の健康と生活の質を向上させるためには、十分なコミュニティ形成が不可欠である。
また、コロナ禍により人との交流が減少したことも影響しているため、地域に開かれた居場所づくりを進め、その中で健康づくりや情報交換ができる場を増やす必要があるとされた。
また、藤久保地域拠点施設整備においては、2024年度内に基本設計を完了し、今後運営される役割に応じた機能性を反映させる計画が進んでいる。特に防災機能の充実が求められ、非常用電源設備やマンホールトイレの設置も計画されている。
更に、地域住民からの意見交換も重視されており、特に避難所としての機能や多世代交流スペースの充実に対する関心が高い。住民説明会でのフィードバックを反映させ、より良い施設になることが期待されている。
Wi-Fi環境整備については、公共施設において無料でアクセスできるようになっているが、新しい複合施設では現段階では設置がなされていないことが報告された。災害時の指定避難所にWi-Fi環境を整えることの必要性が強調され、設備の検討が早期に進められる必要がある。
議会の意見として、地域福祉計画や健康づくり施策など、さまざまなプログラムを通じて住民同士のつながりを促進し、安心・安全な町を目指すべきとの声が上がっている。