令和5年9月の三芳町議会では、空き家対策や熱中症対策に関する重要な議題が取り上げられた。特に昨今の異常気象による影響は深刻で、議会では対応策が求められている。
こちらの議題では、町内の空き家件数が165件に上ることが報告され、その半数以上が相続問題や管理の難しさから放置されている現状が指摘された。自治安心課の鈴木義勝課長は、「この空き家は、草木の繁茂や害獣の影響を受けることが増えているため、迅速な対策が必要」と述べた。
第2のテーマである熱中症対策では、特に学校における取り組みが強調された。渡邊重樹学校教育課長は、「今年度、熱中症に関連する症例が増加しており、特に中学校での対策に注力している。例えば、熱中症警戒アラートの発令時には部活動を早期に中止するなど、多角的な対策を講じている」と説明した。
また、ペットボトルの持込みを許可する学校も増えてきているが、「現在のところ学校ごとでの対応にばらつきがあるため、統一的な指導が求められる」との意見も出た。今後、運動時間や教室内でのエアコン利用を見直す必要もあるだろう。
道の駅(仮称)三芳バザール賑わい公園についても議論が進み、この施設が町にどんな利便性をもたらすのか、地権者との交渉状況、また周辺アクセスの方針についても確認された。町長は、「民間との連携を強めながら、地域活性化に向けた構想を具体化していく」と意欲を示した。