令和4年第4回三芳町議会定例会が6月7日、町役場で開かれた。
本会議では、初めに一般質問が行われ、12番議員の増田磨美氏が藤久保地域拠点施設整備等事業に関する進捗状況や、子育て支援、高齢者支援に関する質問を行った。増田氏は、特に藤久保地域拠点施設整備の進捗を確認し、要求水準書案の策定状況を尋ねた。
施設マネジメント課の古山智志課長は、令和3年12月から様々な説明会や住民説明会を実施し、今後もより良い事業運営を目指して修正作業を進めることを強調した。また、住民説明会における住民からの意見を基に、サービス向上に努める意向も示された。特に、共同利用される施設の運営では、長期休暇中の活動において十分な配慮が必要であると指摘された。
次に、議案第29号「大型提示装置(電子黒板)等購入契約の締結」が提案されると、教育総務課から内容が説明された。この議案は、教育環境を更に発展させるためのもので、国の補助を受けて実施される。続いて、議案第30号、令和4年度三芳町一般会計補正予算が説明され、郡司道行事務局長が町の子育て支援や生活支援に向けた施策について詳細を述べた。
また、町長の林伊佐雄氏からも、藤久保地域拠点事業の予算についての意義が強調された。林町長は、予算が適切に活用されるよう周囲と連携を図り、今後の行政運営に結びつける決意を表明した。議会では、今後の財政資源の適切な運用が重要であるとの観点が共有された。
最後に、交通安全対策として幹線17号線に設置された鉄製ポールについての議論が展開された。設置後に相次ぐ接触事故に対する懸念が共有され、町長が市民の安全を守る意義を再確認しつつ、今後とも慎重に状況を見守ると述べた。