令和5年3月3日、三芳町議会での一般質問が行われ、特に不法投棄や道路標示問題が焦点に挙がった。
不法投棄に関して、11番議員の落合信夫氏は、環境課の今後の取り組みについて質問した。それに対し、環境課長の吉田徳男氏は、近年の不法投棄の増加を深刻に受け止めており、定期清掃活動を通じて地域の協力を求めていると強調した。特に上富地域では不法投棄が多発しており、地元団体と連携した対策が予定されている。また、悪質な不法投棄に対する補助金制度も設けられていることが報告された。
続いて、12番議員の増田磨美氏は、島田家のトイレの電気のセンサーライト設置進捗について尋ねた。教育委員会文化財保護課の柳井章宏課長は、トイレの夜間使用を制限するためのタイマー方式の導入を説明し、センサーライトの設置は今後の計画であると述べた。また、木ノ宮地蔵堂のトイレ修繕についても言及され、老朽化のため撤去の計画が立てられていると説明された。
一方、道路交通課長の田中美徳氏は、上富地域の路面標示整備計画について述べた。本町では、交通安全の向上を目的とし、通学路の標示改善を進めていると報告された。特に一時停止標識の劣化が目立ち、人々の安全に影響を及ぼすとの認識が広がっていることが指摘された。
一連の一般質問を通じ、不法投棄問題や交通安全、施設の維持管理、地域住民の協力が必要であることが再確認され、住民参加型の取り組みが今後の課題として提起された。特に、コミュニティの活性化と連携の進展が期待されている。