久喜市の市政に関する質問が行われ、キャッシュレス決済の導入や台風19号の対応についての重要な意見が交わされた。
まず、貴志 信智氏は、市税等のキャッシュレス決済の導入を強く推奨した。国がキャッシュレス決済を推進しているにもかかわらず、現在の久喜市の決済方法は利便性に欠けると指摘。この中で、他の自治体はネット口座が不要で手数料もかからないキャッシュレス決済を導入していることに言及し、久喜市も選択肢の拡充が必要と強調した。さらに、他の自治体の成功例を参考に、公共施設でのキャッシュレス決済の実施を求めた。
次に、台風19号への対応についても質問がなされた。貴志氏は、久喜市のハザードマップの目次が分かりづらく、住民が迅速に情報を確認することが難しい点を指摘。その結果、適切な避難が行えない可能性があると懸念を示し、目次に地区名を追加するなどの改善策を求めた。また、台風の際に市のホームページのアクセス状況が悪化したことに関する調査と、その後の対策についても問いかけられた。
さらに避難所の運営に関する質問もあり、栗橋小学校などの避難所が満員となった際に適切な情報発信ができなかったことは、市民に混乱を招いたのではないかとの指摘も見受けられた。他の自治体でのリアルタイム情報発信の事例を挙げ、今後の対応策について確認した。
また、学校遊具の使用禁止についても言及。少なくとも24の遊具が安全点検で使用できなくなったことに不安の声が上がった。貴志氏は、使用停止の理由と今後の整備のスケジュールを市側から示す必要があると強調し、保護者への周知方法にも工夫が必要との意見を述べた。
学童保育において弁当の注文を可能にする提案もあり、保護者の負担軽減が求められている。他の市町村での取り組みも紹介し、久喜市の導入を期待すると述べた。
学習指導要領の改訂に伴い、英語教育やプログラミング教育についても質問がなされた。特に、英検Jr.を全員が受験することで、効果的な学びが得られるとの例を挙げ、久喜市の対応を求めた。最後に、学校プールの今後についても言及があり、老朽化に伴うコストや施設の利用方法を見直す必要があると訴えた。