令和元年6月28日、久喜市議会は令和元年6月定例会を開催しました。
本議会では出席議員27名が確認され、議会運営委員会委員長の井上忠昭氏が報告を行いました。報告によれば、市長提出の追加議案24件が日程に追加されたほか、19件の議案に関して一括採決が行われることが決定されました。
特に注目されたのは、一般会計補正予算(第2号)が可決された点です。この補正予算には、学校給食センター整備事業が含まれ、4億7,945万円が計上されています。議員からはこの事業に対し多くの質疑や討論が行われました。田中勝議員は、既存の教育施設をさらに老朽化したものに移すことは無駄であると述べました。
また、学校給食センター整備については、すでに懸念が表明されていました。猪股和雄議員は、給食センターの建設による周辺住民に対する影響を指摘し、地域の生活環境悪化が懸念されると強調しました。他にも、低所得者や子育て家庭支援策として計画されたプレミアム付き商品券についても議論されました。
一方、放課後児童クラブ支援員の処遇改善を求める意見書は全会一致で可決され、支援員の資質向上と人員確保の必要性が訴えられました。並木隆一議員がその重要性を訴え、処遇改善による人員確保が必要であると応じました。
市長の梅田修一氏は、各議案の可決に感謝し、地域社会の理解と協力を求めました。最後に、閉会の宣告が行われ、議会は終了しました。今後は、議員らから出た意見を市政に反映させることが期待されています。