令和5年9月28日、久喜市議会は定例会を開催し、重要事項の審議を行った。
出席した議員は26名であり、議事は円滑に進められた。議長の上條哲弘議員が開会を宣告した後、議会運営委員長の新井兼議員が市長提出の追加議案について報告した。それによると、2件の追加議案が本日の議題に加えられ、議員から異議がなかったため、議題は無事承認された。
続いて、各委員長よりの報告が続いた。特に、福祉健康常任委員会の大橋きよみ議員からは、国民健康保険や介護保険の特別会計決算について多くの議論がなされた。議案第14号と第15号の採決に際し、賛成派・反対派からの意見が相次いだ。大橋議員は「多くの高齢者が負担を抱えている」と情況を説明し、反対意見の川辺議員は「医療への影響を考慮すべきだ」と強調した。議案は賛成多数で可決された。
さらに、建設上下水道常任委員会の成田ルミ子議員は、公共施設老朽化への対策や土地区画整理事業の進捗について報告し、環境整備の必要性を訴えた。市水道事業についても、水質管理や給水効率の改善が計画的に進められていることが強調された。議案第19号の採決でも賛成が多く、事業の推進が確認された。
また、議案第22号では、東鷲宮駅周辺整備に関連した立体通路・エスカレーター設置についての議論が展開された。賛成意見があった一方で、反対意見も多くあり、「市民ニーズに応えていないのではないか」との指摘がなされた。結論として、議案は可決され、さらなる検討が求められることとなった。
市長の梅田修一氏は、「22年度の予算執行が市民にとって意義あるものであった」とし、今後の継続的な支援の必要性を再確認する内容となった。議会では、様々な意見が交わされ、来たる次回の議会に向けた準備が進められている。最後に、次会の日程が報告され、議会は散会した。