令和元年6月3日、久喜市議会は定例会を開会した。今回の議事日程には、天皇陛下御即位の賀詞の奉呈や、市長提出議案が含まれる。初めに議長の上條哲弘議員が会議を開く。
会議では、会期の決定が重点的に議論された。井上忠昭議会運営委員長は、議会運営に関する報告を行い、会期を6月3日から6月28日までの26日間とすることを提案した。議場では異議なしとの確認がなされ、この提案は承認された。
また、議会では天皇陛下御即位を祝う賀詞を議決した。議長は、賀詞において「天皇陛下におかれては、5月1日にご即位されたことはまことに慶賀にたえないところであります。」と述べ、全議員の賛同を得た。
議事を進めていく中で、市長の梅田修一氏が提出した議案の提案理由を説明。この中で、久喜市は2020年東京オリンピック聖火リレーのルートに選ばれたことを挙げ、市民と共にオリンピックを盛り上げる意欲を示した。
議案の中には、地方税法の改正による税条例の専決処分が含まれ、税の軽減が図られる内容であり、また介護保険許可の改正など、地域福祉に重要な施策も含まれた。議案には、久喜市国民健康保険特別会計補正予算の変更も含まれており、今後の政策に影響を与える議題である。
議員提出の意見第5号として、梨の降雹被害への対策が提案された。田中勝議員は「梨の降雹被害に対して、さらなる施策の充実が求められる」とした。これを受け、議会はその意見書を原案通り可決し、県に対して救済策の実施や防雹ネット設置助成の拡大を求めた。
次回の会議は、6月7日午前9時より開催される。議員らは定刻通りに出席するよう呼びかけられた。議長は会議を散会し、午前11時14分にすべての日程を終了した。