久喜市議会において、園部茂雄議員が市政に対する重要な質問を行った。
江面第一小学校の改修が焦点となった。園部議員は、令和3年4月の統廃合に先立ち、江面第一小学校の状態が劣悪であると指摘した。体育館やトイレの改修は済んでいるが、廊下や教室は老朽化が進んでいる。また、特別教室棟の天井や壁には雨漏りが見られ、大規模な改修が必要だと訴えた。「新校を開校する際には、教室棟の改修、特別教室棟の大規模改修を行う必要がある」と市の対応を求めた。
さらに、江面児童クラブ学童施設についても問題提起がされた。現施設は教室棟の空き教室を間借りしており、定員は20名のところに37名という定員オーバーの状態が続いている。園部議員は「この機会に校舎外への学童施設を設置するべき」と提案し、市の考えを伺った。
また、学校環境衛生基準についても質問がなされた。園部議員は、「学校間の測定機器整備で格差があるのか、古い機器による誤差の可能性をどう考えているのか」と米田環境部長に問いかけ、平準化の必要性を強調した。
さらに、市役所におけるペーパーレス化の推進状況についても言及した。タブレット端末の導入により、市の業務効率化が期待される中、「どのようなメリットやデメリットを感じているのか」との質問に対し、市からの回答を求めた。
最後に、市役所からの不在着信についても質問があった。市民からの問い合わせにおいて発信者の特定が困難であるとの声を受け、具体的な改善策を伺い、市のルールの在り方を問う形となった。これらの質問を通じて、市政に対する市民の要望が色濃く反映されていることが示された。