久喜市の特別職の報酬見直しやスマート農業の推進など、重要な課題が提起された。
特別職の報酬については、園部茂雄議員がその見直しを提案。特に、特別職の非常勤職員の報酬は、10年以上改定されていない状態が続いている。園部氏は、特別職の報酬額の決定方法や、同規模の自治体との比較状況についての確認を求めた。また、改定後5年が経過した際には県内の状況を調査し、適切に見直すべきだと主張した。
次に、スマート農業の推進についても話が及んだ。この地域は、農業を主力産業としながらも、従事者の高齢化と後継者不足という深刻な問題に直面している。園部氏は、AIを活用した農業支援の重要性を指摘し、具体的な施策とスケジュールを求めた。さらに、地産地消を実現するためには生産者と消費者の需給情報を可視化する必要があるとし、地域で持続可能な農業体制を構築する方法について尋ねた。
最後に、老朽化した公共施設の点検の必要性が強調された。過去の事故を踏まえ、計画的な維持管理が求められる。園部氏は、最近発生した本庁舎の漏水事故を引き合いに出し、同年代に建設された施設が早急に点検されるべきだと提言した。適切な維持管理を通じて公共施設の寿命を延ばすことが重要との認識が共有された。