久喜市議会令和3年2月定例会が開催され、市政運営に関する代表質問が行われた。
代表質問では、新型コロナウイルス感染症対策や経済見通し、SDGsへの取り組みが中心となった。
宮﨑利造議員(新政久喜)は、まず新型コロナウイルスの影響により市民の生活が著しく困難な状況にあることを指摘し、梅田修一市長に対して特にワクチン接種体制の構築についての具体的な施策を求めた。市長は、コールセンターを設置し、20人のオペレーターを配置することを説明した。
また、久喜市の経済状況についても言及し、特に中小企業への支援を強化する必要性を訴えた。市長は、地域の商工団体との連携を強化し、必要な支援策を実施すると述べた。
また、久喜市のあるべき方向性に関する質問では、宮﨑議員が、市として交通インフラの充実や事業者誘致を進め、持続可能な街づくりを目指す方針を強調した。市長も同様のビジョンを持ち、さらなる都市発展を目指す考えを示した。
さらに、環境対策に関しては、2050年カーボンニュートラルを実現するための具体的な行動計画や地域新電力会社の設立など、積極的に取り組むことの重要性が強調された。市長は、地産地消を進めるための施策を計画していると述べた。
代表質問の特徴として、持続可能な開発目標(SDGs)の視点が多く取り入れられており、これにより市民生活の充実への期待が高まっている。
これらの質問や答弁を通じて、議会は今後の施策と市民の協力を求め、持続可能で魅力ある久喜市の実現に向けた方向性を固めていることが示されている。