久喜市における新型コロナウイルス感染者への対応が焦点となっている。
市内の感染者数は395人(1月28日現在)。自宅療養者数は14人で全体の約30%を占める。
川辺美信議員は、特に医療が必要な自宅療養者の心配を取り上げ、自宅療養が療養でも医療でもなく深刻な状況を訴えた。
また、厚生労働省のガイドラインを背景に、自宅療養が危険な高齢者や基礎疾患を持つ人々の入院措置を促すことが必要であると指摘した。
更に、自宅療養中の患者や自殺者の報告から、入院する環境を確保し、患者を孤立させない対策が急務であると主張した。
自宅療養者からは衛生用品の配布や相談窓口の設置要望もある。
次に、PCR検査の拡充が求められている。新型コロナウイルスの感染者数の急増と緊急事態宣言を受けて、早期の感染者把握が求められている。
久喜市でも行政検査の手続きは助成されてはいるが、希望する市民へ広がっていないのが現状である。川辺議員は検査体制の拡充を強調し、検査を希望する市民には費用助成が必要との見解を述べた。
また、医療従事者などの職業上感染のリスクが高い人々への定期的なPCR検査の実施及び自費で検査を行った場合の助成についても質疑がなされた。
併せて、ワクチン接種の体制についても議論されている。
接種時の副反応について不安を抱える市民に対し、正確な情報と相談できる体制が求められている。人材派遣だけでなく、緊急の雇用募集も提案されている。
さらに、交通の不便な高齢者を対象にした接種会場への送迎タクシーチケットの配布も検討中であり、接種率向上を目指している。
最後に、中央幼稚園と中央保育園分園の存続が再度求められている。2022年募集停止という事実が多くの保護者に不安を広げている。
保護者の声に耳を傾け、幼児教育の要としての役割を再確認する意義が強調された。