令和3年6月3日午前9時、久喜市議会令和3年6月定例会が開会された。議事の開始に際し、議長の春山千明議員は出席議員27名を確認し、定足数が満たされていることを伝えた。
会議の中では、新井兼議員が福祉健康常任委員会の所管事務調査報告において、江面児童クラブ移転の概要を説明した。彼の報告によれば、移転に伴い定員が20人から35人に増加し、保育環境も改善されたという。
また、議長の春山千明議員の進行で、柿沼繁男議員が議会運営委員長として会期の決定について詳細に報告した。報告によると、今回の会期は、6月3日から6月30日までの28日間とすることが決定された。
市長の梅田修一氏は、令和3年度久喜市一般会計補正予算(第3号)について提案し、年率1億4,108万9,000円の増額を計上した理由として、子育て世帯生活支援特別給付金が挙げられた。
質疑に立った猪股和雄議員は、「補正予算の内容は1,700世帯であったが、その内訳の詳細を明らかにしてほしい」と要求した。
健康・子ども未来部長の山崎智子氏は、世帯数について細かく内訳を説明しつつ、支給の具体的スケジュールについても言及した。周知方法に関しても、学校を通じた情報発信等の検討が行われていることが強調された。役所は可能な限り早急な対応を約束した。
質疑後、採決が行われ、議案第52号は賛成全員で可決された。次会は、6月10日木曜日午前9時より開会される予定である。