久喜市で行われた市政に関する質問では、長谷川 富士子議員がエシカル消費や認知症対策に関する重要な提言を行った。
まず、エシカル消費の普及を提案した。近年、環境や社会に配慮した消費行動が注目されている。国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)にも関連し、市民への教育やイベントを通じた認知度向上が必要と強調した。長谷川氏は、「久喜市でもエシカル消費の認知度を高めるために関連性を持った活動が必要」と述べた。
次に障がい者雇用の現状について質問した。市は、障がい者が自立した生活を送るための支援策を講じている。長谷川氏は雇用支援の具体的な取り組みについて詳しく問うた。また、行政や企業との連携を深め、フェアトレードの取り組みを推進すべきとし、久喜市もフェアトレードタウン目指すべきだと主張した。
続いて、長谷川氏は「チームオレンジ」の活動について言及した。2025年には、65歳以上の人口の5人に1人が認知症を発症すると予測される中、地域の認知症支援体制の強化が急務であると指摘した。サポーターの養成講座の実施状況や受講者数を確認し、地域全体で支援の輪を広げる必要があると訴えた。
さらに、福岡県の事例を挙げ、認知症サポーターの活動を活性化するモデルとしての重要性を強調した。認知症の方が安心して暮らせる地域作りには、専門職や住民の協力が不可欠だ。
最後に、交通安全対策として、在住者から多くの声が上がっている交差点に右折信号機の設置を求めた。産業団地(北)交差点では、交通量が増え事故の危険性が高まっているため、市としての対応を問うた。長谷川氏は「交通安全が最優先である」とし、早急な設置を要望した。