2022年6月、済生会栗橋病院が加須市に移転する予定であるが、現在の新型コロナウイルス感染症の状況が影響を与えることが懸念されている。
議席番号10の石田利春氏は、栗橋病院から秋谷病院への円滑な医療継続について、複数の質問を行った。
まず、済生会栗橋病院が新型コロナウイルスに対応するプレハブの隔離施設を70床確保していることに触れ、「オミクロン株」の急増が移転時期に影響を与えないのか尋ねた。
栗橋病院の開院に向け、済生会栗橋病院と秋谷病院、久喜市の3者による協議が進められている状況も報告されている。「秋谷病院の開院日程がまだ確定していない中、久喜市として支援が必要だ」とも強調した。
また、移転後の交通手段についても言及し、済生会加須病院への通院を続ける患者への配慮が求められた。具体的には、栗橋駅から病院までの送迎バス運行の検討と、そのための財政支援の必要性が指摘された。石田氏は、こうした交通手段の確保を進めるために、協議が間もなく更新されるべきだと述べた。
続いて、公共施設計画についても触れた。栗橋市民プラザの新築計画が進行中であり、その計画には行政機能、図書室、コミュニティセンターが併設されるという。これに関して、併設する理由や具体的な施設の構造、職員数の変更点についても確認が求められた。
新総合複合施設建設計画についても意見が出され、「財源の無駄使い」との批判があった。耐震化が行われてから数年しか経過していない建物の無駄遣いが指摘され、多くの市民から反発があることも強調された。
さらに、久喜市の大規模水害対策についても質問が行われ、避難所へのバス配車の計画や方法論が問われた。特に、災害時の迅速な避難が求められる中で、ペットを避難所に連れて行けないことに関する課題も浮き彫りにされた。
最後に、栗橋間鎌地区の「第一幼稚園跡地」に関して、市民から「公園にしてほしい」との意見が寄せられていることが言及されている。これに加え、栗橋東5丁目の排水路の暗渠化の提案もなされ、安全で安心な環境整備が求められている。
総じて、議論は市民の生活の質向上と安全確保に向けた重要な課題に集中しており、今後の進展が期待される。