久喜市での市政に関する質問が行われ、台風19号による稲わら埋積被害の対策改善と介護保険制度改革についての議論が交わされている。
渡辺昌代氏は、昨年10月に発生した台風19号の影響を受けて多くの被害があったことを指摘した。
具体的には、稲わら撤去に対する国の助成策について言及し、周知期間の短さや申し込みの期限に疑問を呈した。「申請は戸数にしてどのくらいか。それは被害農家の何割か」と疑問を持ち、農協との連携や農家からの意見についても伺った。
また、加須市の新たな支援措置である「土づくりに関する支援」の必要性を強調し、久喜市でも臨機応変な対応を国に求めるべきと訴えた。
さらに、新堀地区と小林地区の堀の改修についても言及し、根本的な解決がなされない限り再び被害が出ると警鐘を鳴らした。「危険な通行を余儀なくされる事態が出てしまった」と述べ、今後の対策が必要であるとの考えを示した。
次に、介護保険制度改革についても質問が行われた。「第8期の介護保険事業計画の策定が進められる」と述べ、久喜市の現状との整合性を問いかけた。特に介護予防や地域づくりの推進策について詳細を求め、「介護人材確保の件はずっと言われ続けているにもかかわらず、抜本対策になっていない」と強調した。
国の給付と負担の改革についても言及し、「現状はどうなのか」と質問。久喜市への影響や要介護認定者への障がい者控除の周知方法についても質問し、さらなる負担の増加には反対の意向を示した。
このように、渡辺昌代氏は市民の意見を反映した質問を展開し、今後の対策や政策に対する注目を促している。