久喜市議会での斉藤広子議員による質疑が行われ、性被害から子どもを守る教育の重要性が強調された。
性犯罪や性暴力が子どもたちに与える悪影響は計り知れない。議員は教育委員会に対し、学校での「生命の安全教育」の進め方について質問した。
続いて、9月29日に行われた埼玉医科大学の高橋幸子氏による講演後の展開についても確認。加えて、保育施設や保護者を対象とした性被害気づきの啓発活動の取り組みについても議論された。
特に、文部科学省とこども家庭庁が提供する補助金についても言及された。これにより、福祉施設や特別支援学校の設置費用が補助され、性被害防止策が進展することが期待される。
また、ふじみ野市や坂戸市で実施されている「ユースクリニック」の導入提案があり、精神的なサポートを必要とする若者への支援が求められた。
次の課題は、日常生活用具給付対象の拡大だ。身体障害者手帳を持たない方々への支援が必要であるとの見解が示された。
さらに、AYA世代のがん患者への在宅療養支援の早期実施が求められた。具体的には、訪問介護や福祉用具の提供が検討され、他市の先行事例も参考にする必要があるとの意見が出た。
防犯対策に関しては、公共施設の駐車場に防犯カメラを設置することへの要望が寄せられた。駐車場でのトラブル防止策も併せて検討されるべきとの意見が示された。
最後に、久喜工業高校近くの市道の安全性についても提起された。歩道が無く交通量が多いことから、道幅拡大などの対策が必要とされている。