久喜市議会にて、猪股和雄氏が市政に関する質問を行った。
がん患者のアピアランスサポート事業の実施について、氏は強い期待を表明した。日本人の半分ががんにかかる現状を踏まえ術後の生活支援や医療用ウイッグに対する補助が急務であると述べ、「アピアランスケア」が面している課題に触れた。
また、他市での取り組みに言及し、サポートを求める声が高まっていることから、アピアランスケアの認知度向上や助成制度の必要性について再確認するよう求めた。今後の施策検討に対し、市長の判断が問われている。
次に、パートナーシップ宣誓制度からファミリーシップ制度へ移行することの必要性を強調した。猪股氏は、「東部12市町の連携」が実質的には進んでいない現状に懸念を示した。この点について、連携を遮断する口実とすることなく、施策を推進する必要性があると訴えた。
さらに、路上喫煙の禁止についても言及。久喜駅東口周辺の喫煙者が増加したことを指摘し、罰則適用の必要性を強く主張した。条例施行から10年が経過し、過料を徴収する事例がないことから、実効性を欠いている状況の改善を求める意向を表明した。
続いて、災害時のトイレトレーラー導入についても取り上げた。平時の利用促進策や財源調達についての具体的な方法を提示し、早期導入を期待する声を挙げた。