久喜市議会において、地方公務員の定年引上げに関する議論が展開された。
丹野郁夫氏は、今後の制度設計についての見解を尋ねた。地方公務員法の改正により、定年が段階的に引き上げられることが決まったため、久喜市の対応が注目される。特に、経験豊富なベテラン職員の活用方法や若手職員への育成が重要であると述べ、具体的な懸念事項の洗い出しを求めた。
まず、定年引上げのスケジュールや概要について市の見解が示されることが期待されている。また、現行の再任用制度との整合性や、職員の給与水準についても詳細な回答が求められた。
さらに、役職定年制の考え方や、新卒・中途採用への影響について、市の方針が明らかにされる必要があるとの指摘があった。高年齢者雇用安定法に関連して、65歳以上の就業確保についても市の具体的な対策が問われた。
続いて、県道久喜騎西線バイパスに関する整備計画が話題に上がった。丹野氏は、建設促進期成同盟会が設立された背景や、地元住民の危険箇所の解消が急務であることを強調した。市が描く整備スケジュールや、周辺市町との連携も重要なテーマとして浮上した。
また、除草業務全般に関する市の対応も取り上げられ、毎年多くの市民から寄せられる要望に対して、予算や基準を明確にする必要性が確認された。除草業務における市民の協力状況や、公共施設、小中学校での取り組みについても具体的な回答が期待される。
最後に、東鷲宮駅周辺の通学路整備についても言及された。通学路の安全性が懸念され、特に不審者情報が多い区間に対する対策が求められている。関係者は新たな通学路の検討を進めており、市の検討状況が注目される。