久喜市での市政に関する会議が行われ、さまざまな重要課題が議論された。
主な議題は、戸籍証明書に関する郵送請求の利便性向上や、農作物に対する鳥獣被害の防止策が中心となった。
新井兼氏は、「戸籍証明の郵送請求に関する業務の現状を常に見直し、効率化を進めるべきだ」と訴えた。具体的には、過去三年間における郵送請求の件数や証明書の種類、目的について情報提供を求めた。
加えて、郵送請求の際、請求者に手数料を支払わせる煩雑な流れの改善が必要であるとの見解を示した。また、広域交付が導入されたことによる影響についても、事務にどのような変化があったかを市に確認した。さらに、墨田区や三鷹市などの他自治体が導入したクレジットカード決済を利用するキャッシュレスサービスについても検討する必要性を強調した。
次に、新井氏は農作物の鳥獣被害について言及。捕獲対象となる鳥獣の種類や、被害の実態を詳細に調査し、効果的な防除策を立てる必要があると訴えた。特に、特定外来生物であるアライグマの捕獲件数増加への対策が急務であるとし、市による捕獲業務の委託についても触れた。防護あなが実施されるべきであり、農地に鳥獣を寄せ付けない工夫が必要だとも述べた。
さらに、5月10日に埼玉県が発令した果樹カメムシ類の大量発生注意報を受け、新井氏は市に早急な対策を求めた。病害虫防除に効果的な薬剤の購入に対する補助が必要であるとし、市の見解を確認した。特に、浄化槽の適正管理についても新井氏は言及し、ここ数年間の管理状況を報告し、利用者に対する清掃、保守点検の義務についての対応策を検討する必要があると述べた。新井氏は特に、手続きの煩雑さによる利用者の負担を軽減するための取り組みが求められると強調した。
これらの発言に対し、市は各議題について積極的に検討を進め、地域の課題解決に向けた対策を模索していることが示された。