久喜市において栗橋地区の活性化に向けた議論が展開された。
この会議で奈良政宏氏は、栗橋地区の現状や将来的な計画について質問を行った。栗橋地区では、土地整備や公共施設の整備が進んでおり、地域の活性化が期待されている。
具体的には、高柳地区産業団地の企業誘致計画について、奈良氏は「何社を予定しているのか」と疑問を呈した。なお、産業団地は19ヘクタールの広さがある。周辺地域の整備計画についても言及し、「農地が多く、道幅も狭い状況で、今後の考えについて伺いたい」と述べた。
栗橋駅東のまちづくりについては、地域住民の長年の希望であると強調した。駅東側に存在する静御前の墓や栗橋関所などの歴史的背景を考慮した整備が必要だと述べ、活性化の期待感を示した。さらに、2029年に除却予定の栗橋中央コミュニティセンターや栗橋いきいき活動センターの跡地利用に関する市のアイデアについても質問した。
奈良氏は、近年の異常気象に伴い、自然災害が頻発していることにも触れた。利根川流域に位置する久喜市では、水害の懸念が高まっており、「防災教育を市として率先して行っていくべきだ」との考えを示した。また、災害時の避難所に関して、各施設の点検や学校の修繕要望についても見解を求めた。
これらの発言から、栗橋地区の活性化と災害対策に対する市の取り組みが、今後の地域づくりにおいて重要であることが示唆された。地域全体の安全を高めるため、避難所の整備や防災教育の推進が急務であるとの認識が共有された。