久喜市では、成田ルミ子市議からの質問に対して、久喜東停車場線や公民館のコミュニティセンター化に関わる重要な議論が行われた。
久喜東停車場線の一部開通により、いちょう通りには右折信号機が設置されたことが渋滞対策として評価されている。しかし、現状では交通量が限られ、歩行者や自転車の交通安全への意識が低下していると指摘された。成田市議は「開通はしたが行き止まりの状況が続いている」と述べ、今後の市の対策を求めた。
また、久喜東停車場線が本格運用に向けての取り組みについても質問。特に、平沼和戸線の完成や国からのスマートインターチェンジの事業採択までの間に、どのように道路や歩道の整備を進めるかが問われた。市は「安全性を考慮し、必要な整備を行う」との見解を示した。
公民館のコミュニティセンター化に関しても、成田市議は多くの疑問を呈した。「コミュニティセンター化による利用団体への影響を考慮し、十分な議論が行われているのか」と懸念を示し、教育委員会からの回答を求めた。特に、諸団体への説明機会の確保や、今後の社会教育事業の継続性についても確認した。
学校給食についての議論では、現在の物価高が直面する課題として取り上げられた。「物価高騰により、献立の作成が難しくなっているのではないか」との指摘に対し、市は現状を慎重に検討していく意向を示した。
さらに、県道春日部久喜線の渋滞問題にも触れられた。この道路は慢性的な渋滞があり、交通信号機の欠如が影響を及ぼしている。成田市議は、県に対する市の働きかけの詳細を知りたいと述べ、市に改革を促した。