久喜市議会は令和4年6月17日に定例会を開催し、市政に対する質問が行われた。市議会では市民参加の多様な活動を促進する施策が強調され、特にオープンガーデンの開催に関する議論が注目された。
斉藤広子議員は、栗橋地域で行われたオープンガーデンの成功を受けて、その支援を求めた。彼女は「地域活性化にはこのような取り組みが必要である」と強調し、さらなる広がりを期待した。環境経済部長の中山浩二氏は、オープンガーデンの開催が地域に与える影響について「交流人口の増加や本市の魅力発信につながる」と述べ、関係団体との協議を進める意向を示した。
次に、ファミリーサポートセンターについては、斉藤氏がその課題を指摘した。特に、「アドバイザーの数が減少しているが、サービスの質はどうなるか」と問いかけた。健康・子ども未来部長の真坂八重子氏は「アドバイザーの効率化と情報共有を図り、サービスの充実を目指す」と回答した。
続いて、投票環境についての質問が続いた。選挙管理委員長の飯島光氏は「最近の選挙では期日前投票の利用者が増加している」としながらも、全市民への選挙情報普及の必要性が強調された。「投票権の保障は市民の権利であり、取り組む必要がある」との意見もあがった。
図書館についても言及され、「読書離れが進んでいる中、子どもたちに良書を提供することが重要だ」との意見があった。教育部長の野原隆氏は、図書館の利便性向上に向け、「サテライト図書館構想が有効である」と提案した。
なお、各議員からの提案について市長は傾聴し、今後の施策に反映させる意向を示した。市民の声を正確に受け止め、地域の活性化へむけた努力が求められている。議会は次回の会合の日程を6月20日に設定し、引き続き市政に対する質問が予定されている。