久喜市議会において、宮崎亜希議員が市政に関する多岐にわたる質問を行った。
特に、市役所本庁舎の1階入り口における情報提供の改善が求められた。市民にとって重要な情報がどのように提供されるかについて疑問を投げかけた。宮崎議員は「資料ラックが非常に見にくい」と指摘し、ラベルを整備して視認性を高めるべきだと述べた。さらに、新たに資料ラックを増設する案を提起し、市民への情報周知を強化すべきだと主張した。
また、令和5年に設立された「ふくし総合相談窓口」の評価も行われた。開設から5か月間の相談件数や、具体的な周知方法について市の考えを尋ねた。宮崎議員は「相談対象者を具体的に示すことが重要」との立場を明らかにした。今後増える可能性のある業務負担を考慮した場合、市民に利用しやすい窓口の設置が不可欠であるとの認識を示した。
さらに、介護認定を受ける必要がある高齢者を見逃さないための仕組みについても質問があった。現在、介護認定の内容に不明点を抱えている市民が少なくない事項を指摘。特に、インターネットを利用できない高齢者に対する情報提供の重要性を力強く訴えた。介護認定の手続きを分かりやすく説明するとともに、広報手段の拡大を提案した。
最後に、久喜マラソン大会に関しても議論は進んだ。過去の大会において参加者数が低迷したことから、次回大会に向けて具体的な募集方法の見直しが必要とされた。宮崎議員は「大会の規模を見直さなければならない」と警鐘を鳴らし、予算管理の甘さが市民の理解を得られるか懸念を示した。特に、県内に多くの他大会が存在する中で、どのように差別化するのかが問われている。今後の大会運営に対して、市からの具体的な方針が期待される。