久喜市では、令和9年度に菖蒲地区での新たな施設オープンが予定されています。市内外からの関心が高まる中、複数の課題が浮上しています。
発言者の榎本英明氏(議員)は、菖蒲地区における新設施設について質問を行いました。まず、三箇向野地区の新ごみ処理施設の進捗を確認したいとのことで、本格工事が始まっていることを指摘。地域住民への説明会が開催されたことで、オープンに向けた盛り上がりを感じているようです。
また、(仮称)本多静六記念市民の森や緑の公園、その周辺の農業振興拠点(道の駅)の整備状況についての確認も求めています。バス運行計画については、久喜駅から路線バスを運行させる意向があることを強調し、具体的な進展に関しても尋ねました。
さらに、同時期に訪れる来場者数の多い施設たちをつなぐアイディアについても質問。地域の交通に関わる重要な施策に対する前向きな姿勢を示しています。
新ごみ処理施設が大型車両の通行が多い地域に設置されることで、交通量増加が懸念されています。榎本氏は、近隣企業に対する事前説明が不可欠であると述べ、運搬車両の通行区分や説明会の実施についても市の考えを求めました。
次に、保育ソフトのICT化についても触れました。特に保育士の業務改善が大きな課題として浮上している状況をふまえ、ICT化の取り組みを進めるべきと訴えました。市独自の補助金を設け、職場環境の改善を求める意見が出ています。
さらに、保育士の確保や育成のために市が講じている支援についても質問。退職者が多い現状を踏まえ、持続可能な保育システムの構築が求められています。
久喜市立菖蒲中学校のスクールバスに関する課題も続きました。バス停の設置に関しては、利用状況を踏まえた柔軟な対応を市が行う必要性が指摘されています。
最後に、菖蒲地区の市道整備と草刈りについても取り上げられました。特に危険な市道に関する早急な対処が求められています。路肩の崩れや草刈り不足が指摘され、市民からの要望を受けての適切な対応が期待されます。