久喜市におけるアセットマネジメントの重要性について議論が行われた。
特に、鈴木松蔵議員はアセットマネジメントが市の施設や財産を適切に管理し、維持管理費を削減する重要な手段であると強調した。市職員にとって働きやすく、市民にとっても利用しやすい施設を長期間にわたり提供する必要があると述べた。
しかし、議員は「個別施設に関する適正配置の方向性」に対し懸念を示した。市役所の本庁機能を集約し新庁舎を建設する計画に対し、現庁舎の除却がアセットマネジメントとして妥当か、疑問を提起した。この新庁舎の建設や圏央道にインターチェンジを設ける計画は、財政的に厳しくなる可能性があると指摘した。
また、鈴木議員は「集会所の地元への譲渡・売却」などがアセットマネジメント推進課の本来の役割を超えているのではないかとの見解を求めた。更に、廃止、除却が列記されていることを指摘し、これは久喜市の大きな政策転換であると述べた。市政の大転換については、市民に対する丁寧な説明の必要性を訴えた。
最後に、施設総量の削減率についての議論が展開された。鈴木議員は、単に削減することが必ずしも良い施策ではないことを強調した。これらの発言は、今後の市政運営においてアセットマネジメントの適切なあり方を模索する重要な材料となる。