久喜市におけるさまざまな問題に関する質問が活発に議論される中、特に孤独・孤立問題への取り組みに対する関心が高まっている。
大橋きよみ議員が、孤独・孤立問題について令和4年4月に実施された全国調査の結果をもとにこの問題の深刻さを強調した。調査によれば、3人に1人が孤独感を抱えており、そのうち80%以上が行政やNPOからの支援を受けていないとの結果が示された。政府の重点計画に従い、早期の相談や支援が必要であるとし、具体的措置を求める質問を行った。
足立区の取組に触れ、相談窓口の連携を進めるためのゲートキーパー研修の重要性を指摘。全職員の研修受講が必要であり、久喜市の職員の受講状況やその後の取り組みについても質問した。また、ひきこもり支援についても厚生労働省が進める地域支援センターの設置拡充に言及し、具体的な支援窓口やハンドブックの作成についても提案を行った。
次の議題では加須市の用水路に関する安全対策が取り上げられ、頻発する事故に対して久喜市がどのように対応しているのかが問われた。特に、加須市の安全点検の実施状況が求められ、子どもたちの安全を守るための対策が急務であるとされる。
また、学校の統廃合問題も大きな関心を集めた。この問題においても、地域住民への説明会の実施や合併時の児童数見込みについて議論された。教育委員会の提案への意見や、どのように地域住民と連携するのかが一つの焦点となった。
さらに、9価HPVワクチンの定期接種化に関する質問も行われ、子宮頸がん予防の観点から重要性が強調された。接種率の現状と、定期接種対象者への周知方法について具体的な計画を求める声が上がった。