市議会における田中勝氏の質問が注目されている。水質保全と河川の安全対策について、詳細な説明が求められた。
田中氏は、河川の水質問題が家庭からの汚水に起因し、約70%を占めることを指摘。高度成長期からの影響を踏まえ、汚濁防止対策が不可欠であると訴えた。特に、公共下水道の整備状況に疑問を呈し、その改善状況を明らかにするよう要求した。
具体的には、見沼代用水路と星川沿いの住宅密集地において、雨水排水の状況が問題視されています。古老の話によると、中堀地区は開発前から水害対策を進めており、その効果が確認されているという。しかし、開発の進捗と下水道事業の遅れによって、ヘドロの堆積が増加しているという現状も述べられた。これに対する見解を求める声があった。
さらに、庄兵衛堀川の整備遅延に関しても議論が交わされた。正確な整備計画については未定との回答があったが、田中氏は迅速な改善の必要性を強調した。具体的に何時までに整備が完了するかの明示が無い現状に、土地管理の重要性を訴えた。
隼人堀川については、台地内から始まる流れや、周囲の土地利用が排水機能に影響を及ぼす点が議論されている。特に豪雨時のリスクが高いため、改修作業の進捗と整備の整合性が求められる。
また、盛土問題も焦点に挙げられ、長年未解決の課題が住民に悪影響を及ぼしていると懸念されている。田中氏は、何年も経て未解決のまま放置されている実情を訴え、原因者の明確化を図る必要があると述べた。これに対する行政の対応が問われている。
最後に、栢間赤堀悪水路に関するさまざまな問題についても議論が行われ、組合の管理運営とその改善が市に求められる。川上副市長は関係機関との協議が進行中であり、地元負担を軽減するために真剣に検討していると述べた。