久喜市における市政に関する議題が深く掘り下げられた内部会議が開催された。
議題の中で特に注目されたのが軽度発達障がいの早期発見と家族への支援についてである。大橋きよみ議員は、発達障害者支援法が施行された背景を述べた。市町村には早期発見と早期対応が求められているが、軽度発達障がいは乳幼児期の診断が難しく、支援が遅れることで社会的な困難を引き起こす可能性があると指摘した。
久喜市では平成28年度から保育所等巡回支援事業を実施している。この事業は、専門的な知識を持つ者が保育所を訪れ、職員に発達障がいの早期発見及び支援のための助言を行うものであると大橋議員は説明する。その上で、親に対してどのように取り組んでいるか、具体的な成果について質問を行った。
次に、不妊治療に関する議題も話し合われた。現在、約5.5組に1組が不妊治療を受けており、この施策は国家的な問題でもある。大橋議員は共働き家庭が増え、仕事と育児の両立支援が重要であることを強調した。また、厚生労働省が行っている不妊治療と職業の両立に向けた助成金制度についての今後の取り組みを問いただした。
さらに、災害時のケアプランの作成の重要性も挙げられた。改正された災害対策基本法では、避難行動要支援者に対して個別計画を作成することが義務化される。その具体的な進め方についても質問が寄せられた。大橋議員は特にケアマネジャーの参画や財源の確保に対して進展を求めた。
最後に、久喜市道の歩道の安全性向上に向けた提案として、LEDソーラーの設置についても言及された。市道の一部には防犯灯がなく、転倒事故が報告されている。この問題に対して、具体的な mitigation 計画が求められている。大橋議員は、LEDソーラー設置の可能性について確認を行った。
このように、各種の市政問題が議論され、今後の施策による市の成長が期待される。